音楽談義室

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音楽談義 vol.8 特別編 B'z「Whole Lotta New Love」ツアーのレポート

 東京暑すぎないか?富士吉田に慣れているととても外なんて歩けやしない

 

 さて、そんな暑さ極まる中、行ってきましたよ。

 

B'z Live Gym 2019 Whole Lotta New Love

 

 実はB'zファンになったのは本当に最近で、去年のツアーに初めて参加してから本格的にファンクラブ入ったりアルバムを漁っているので、実質ファン歴一年。そんな筆者は今回さいたまスーパーアリーナの7月30日の公演に参加した。

 

 まずは12時頃にさいたま新都心駅に到着。とりあえず物販に並ぶが、もうかなり並んでいる人が多い。ただ、並ぶ場所が室内だからそこは救いかな。去年は炎天下の中、日産スタジアム外で友人と二人、うだるような暑さを耐えていたので助かる。一時間程並んでようやく売り場へたどり着いた。買ったものは

 ・ツアーパンフ

 ・ツアーTシャツ

 ・ピックキーホルダー

 ・マフラータオル

 ・布製バッグ

と、無難なもの。その後やったガチャガチャでリストバンドが出てくれたのが嬉しかった。その後、浦和へ移動し、ライブまでカフェで待機。そして、もう一回さいたま新都心へ行き、いよいよライブ開始。ちなみにB'zのチケットには席の場所が記載されていない。その場で発券される。転売対策だそうな。どんな席か楽しみにして、発券されたところへ向かった

 


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え?嫌がらせですか?

 

とんでもないところへ飛ばされてしまった。ステージのほぼ真横の、更にほぼ天井近く。高所恐怖症にはきつすぎるってこんなん。とんでもねぇよこれ。そううなだれていたところ、横の人から声をかけられた。

 

友達と見たいんで席交換してもらえます?

 

おいおい

 

神か?

 

いやー素晴らしい。ありがてぇ。てなわけでスタート15分前に急遽席移動

 


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 雲泥の差じゃん

 

ステージを俯瞰して見られる。最高の席。本当にありがとう。いくら友達と見たいからってあの席とこの席を取っ替えたいって中々ない。本当にありがとう(二回目)。そんなラッキーに感謝をしていると、いよいよライブが始まった。ここからはまだ参加する人がいるかもしれないので、具体的な曲名には言及せず書いていくとする。

 

1.稲葉さんの声が調子いい

これは本当に調子よかった。去年のツアーは全体を通して気管支炎であったらしく、声の調子があからさまに悪かった。しかし、今回は完璧。シャウトも高音も途切れることなく、しっかりオーディエンスまで届く。50代半ばでこんだけ出るボーカリストって凄まじいなと改めて感じさせられた。

 

2.新サポートメンバーもいい

去年のツアーのサポートメンバーは10年以上B'zを支えていたが、今年それが一新された。これを心配するB'zファンも少なくなかった。特に筆者はドラムのシェーン・ガラースが大好きだったので、シェーンのドラムが聴けないことへの落胆も大きかった。しかし、そんな不安もすぐに消し飛んだ。特筆すべきはベースのMohini Deyかな。インド出身の女性ベーシストでまだ20代。前任のバリーのベースはルートメインで、サンダーバードをピック弾きという王道なロックベーシストであった。対してモヒニは全ての曲で5弦ベースを使い、曲の節々にゴーストノートを効果的に忍ばせるなど、かなりテクニカル。スラップも曲のここぞという部分で映える。31年目のこれまで見られなかったB'zが見られた。

 

3.TAKさんのフライングVの音作りが完璧

これも外せない。TAKさんのフライングVの音が素晴らしい。フライングVって低音と高音が抜けにくく、ミドルにコシのある音を持っているギターなんだけど、それを熟知している。ミドルのジューシーな音の感じはAC/DCのアンガス・ヤングを彷彿とさせる。ギターソロのフレーズも、他のサポートメンバーがテクニカルな方向に走るのとは対照的にメロディアスなサスティーン長めのフレーズが光った。TAK MATSUMOTOというギタリストの真骨頂は、音作りの緻密さなのだろう。

 

どうしても曲を挙げないとするとこれくらいしか書けないが許して欲しい。総評として最高。B'zとサポートメンバーが理想のバンドとして完成されていた。最後に一曲載せておきたい曲があるので、それで終わりにしよう。Led ZeppelinのWhole Lotta Love。今回のツアータイトルは新アルバムのNew LoveとLed Zeppelinのこの曲をかけたものである。B'zの二人が10代の頃から愛聴していたこの曲のギターを弾いているジミー・ペイジも、音作りの天才である。