音楽談義室

音楽とか文学とか完全に趣味を語るブログ

音楽談義 vol.16 北欧メタル特集①(Stratovarius)

 久々の更新だなぁ。流石に座学始まるとうかうかしてられない。今この記事を書いている時にちょうど前期の結果が出て、再試は1つだけ。でも怖いから後期はもっと頑張る。とりあえず授業寝すぎたから寝ないように。最近ブルーライトが睡眠の妨げになることを自覚し、寝る一時間前は本を読むことにしている。気持ちも落ち着くしおすすめ。

 

 今回紹介するバンドはStratovariusフィンランド出身のメタルバンドだ。北欧はメタルが盛んな地域で、シンフォニックメタルやデスメタルなど色々なバリエーションに富んでいるので、今後も定期的に色々紹介したい。バンド名の由来はフェンダーの代表的なギターであるストラトキャスターと、高級バイオリンのストラバリウスを掛け合わせたものである。まずは一曲。

問答無用でかっこいい。チェンバロのイントロから加速して一気にギターが入るところはメタルの醍醐味そのもの。ティモ・トルキのテクニカルなソロも注目だ。

 

 ここで、このブログを書きながらふと疑問に思ったことがある。何故北欧はメタルが盛んなのか?明確な理由はわからないが、調べてみたところ日照時間が短く、地下でギターを弾く時間が長かったからという一説がある。意外なことに気候と音楽は密接に関係していることも多い。例えば、ヨーロッパでクラシックが盛んだった理由の一つは、その乾燥した気候である。ちなみに、来日するアーティストは口を揃えて「日本は音抜けが悪い」と言うのは湿気が原因だと思われる。そんな余談はさておき、二曲目を

Eagleheartという曲。これまたキーボード×5弦ベースの魅力的な曲。サビのコーラスも上手で、意外に思うかもしれないがメタルバンドは結構コーラスワークが上手い。

 

 ここまで二曲紹介してきたが、何故このStratovariousを初めて紹介することにしたかをここで話そう。個人的に彼らがメタルに最も入りやすいバンドだと思っているから、というのが最大の理由である。メタルのイメージはどうだろうか?「いかつそう」「怖そう」と思っているかもしれない。だが、メタラーは皆口を揃えてこう言う

「メタル好きに悪いやつなんていない」

これこそ真理である。だけれども、そうはいっても急にデスメタルプログレメタルを紹介してもどんどん離れていってしまう。そこで、比較的メタルを聴いたことがない人にも共感してもらいやすい彼らを初めて紹介することにしたのだ。

最後にこの曲を紹介しよう。アルバム「Dreamspace」からChasing shadows。このアルバムは完成度がとても高いので是非聞いてほしい。筆者もStratovariousを知ったきっかけはこのアルバムだった。それのオープニングナンバーがChasing shadowsである。先程までの二曲とは少し違って、キーボード要素はなし。純粋なパワーメタルといったところ。アイアン・メイデンの影響を強く感じる。

 

 今回の北欧メタル特集、第1弾はStratovariousだったが、いかがだっただろうか?メタル=怖いのイメージが払拭されることを願ってやまない。そしてあわよくば、一緒に頭を振ることのできる仲間が増えてくれたのならば、こんなに嬉しいことはない。次回はメタル続きで、この季節にぴったりのバンドを紹介する予定だ。……あー早く中央道復帰してくれ。