音楽談義室

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音楽談義vol.32 バンドブームの中心的存在、JUN SKY WALKER(S)

 最近外に出られないからビリーブートキャンプをやる。アレはかなりおすすめ。特に筆者は上半身の筋肉が雑魚なのでいい運動だ。

 

SpotifyとかApple musicなどのストリーミングサービスの便利な点はジャンルや年代ごとに漁れることだ。「バンドブーム」という単語で検索をすると当時のバンドたちがずらりと並ぶ。そんな中、今でも多大な影響を与えているアーティストと言えば、JUN SKY WALKER(S)(以下ジュンスカ)だろう。今回は彼らの曲に迫っていく。早速彼らの代表曲を聴いてもらおう。

 まずはこの曲。START。彼らの代表曲といえばやっぱりこれなのかな。当時はこういう感じのビートパンクが流行っていて、ジュンスカはその最前線にいた。ちょうどこの曲を出した1991年は人気絶頂だった。

 

 そもそもバンドブームとは?というところを解説しようと思う。正確に言うと第二次バンドブームのことを指して「バンドブーム」と呼ぶことが多く、本記事も第二次バンドブームについて解説する。この当時はとにかくバンドミュージックが栄えていた。歩行者天国、所謂ホコ天ではインディーズのバンドたちが路上ライブをしていた。ジュンスカ奥田民生がいることでも有名な「UNICORN」とかは、こうした路上ライブで多くのファンを獲得していった。そして、この時期のバンドブームを語る上で欠かせないのが「いかすバンド天国」というテレビ番組の存在だろう。この「いか天」は対バン形式で審査を行い、優勝するとメジャーデビューできるというものだった。いか天出身のバンドで有名なのは「たま」や「BLANKEY JET CITY」だろう。こうした一連の流れによるバンドミュージックの活性化を指して「バンドブーム」と呼ばれたのだ。そんなバンドブームの四天王の一角であったのこそ、今回紹介しているジュンスカである。

https://www.youtube.com/watch?v=R0kMn-o0VTQ

 筆者が一番好きな曲であるメッセージのライブ映像。武道館という大きな箱であるが、しっかりとオーディエンスへと届けようとする気持ちが強く伝わる。

 

 ジュンスカは1997年に解散したが、2007年に再結成した。このバンドの特徴はベーシストの寺岡呼人さんの多才さだろう。寺岡さんはゆずのプロデューサーもする敏腕プロデューサーでありながら、バンドでのベースも決してボーカルを邪魔しない聞き応えのあるものだ。そんな寺岡さんのベースが冴える一曲を紹介しよう。

 悲しすぎる夜。この曲のイントロのベース、いいよね。ビートパンクのバンドで、他のメンバーはラフな格好なのに寺岡さんだけスーツなのがイカしている。ルート弾きが多いが、時々メロディラインから逸れた音が素晴らしい一曲。

 

 今回はJUN SKY WALKER(S)を紹介した。このバンドブームの曲たちは今後もっと紹介したい。次回はインディーズ音楽を聴くなら外せないあの洋楽アーティストに迫っていく。5月のライブが軒並み中止で払い戻し金が入るから相対的に金が余る現象が起きています。