音楽談義室

音楽とか文学とか完全に趣味を語るブログ

オーディオという魔境③

このシリーズも遂に三回目。これで完結です。

 

 さて、37800円の高級イヤホンを買ったが、これで終わりはしない。FLACの話が出てくる。1万曲以上の曲を入れ直すのか?

 

入れ直すしかない

 

という訳で入れ直しという不毛な作業を今している。限りなく不毛である。でもしょうがない。今ちょうど1000曲終わったくらい。まだ10分の1行ったかどうかわからんってくらい。多分終わるのは年末かな。のびのびやるか。

 

 ところで、友達にWestoneのイヤホンを渡すと、イヤーピースは純正かと聞かれた。そうだけど…となっていると、それは勿体無いと言われた。友人とイヤホン専門店のeイヤホンでおすすめされたウレタン性のイヤーピースをつけてみるとこれが全然違う。下手なノイズキャンセリングイヤホン買うくらいなら、ウレタンのイヤピ(一個1000円程)を買った方がよっぽど遮音性を期待できる。そもそもイヤーピースは耳に一番近い部分であり、そこを改善するのが音質向上に一番手っ取り早いのだ。ということで、安価で音を良くしたいならまずイヤーピースをいいものにしよう。これだけで全然違う。バカにならないから、本当に。

 

そして最後に大きな買い物を今しようとしている。それが

デジタルオーディオプレイヤー

だ。以下長いのでDAPと略す。「なんじゃそりゃ」「スマホでよくないか?」と言われそうだが、全然違う。2つの理由で全然違うのだ。

1.バランス接続対応

ほとんどの人が、普段スマホのイヤホンジャックに差して聴いているアレはアンバランス接続と言われるものだ。普通のスマホと普通のイヤホンジャック端子ではこのアンバランス接続しか出来ない。アンバランス接続はイヤホンにあるLとRの信号をまとめて送ってから分配する。こうするとLとRの信号が分離しきれずにグシャッと音が潰れてしまうことがある。これを解消するのがバランス接続だ。バランス接続はLとRを別々に送るので、解像度が高まるのだ。バランス接続にする為には端子もジャックもバランス接続対応の物にしなくてはならない。だからDAPが買いたいとなっている。ちなみにイヤホン端子も別に用意しないといけないから、リケーブルも買わないといけない。お金なくなるー。

 

2.単純に出力の違い

 DAPは何の為に作られるか?当然音楽再生の為である。対してスマホは?メール、ゲーム、SNS、写真、動画など多岐に渡り、音楽という機能はあくまで一部である。必然的に音楽に割けるリソースが変わってくる。勿論DAPの方が解像度もいいし、高出力なので空間的な音の広がりも確保しやすいわけだ。

 

 という訳でDAPが絶賛欲しい侍です。ちなみに欲しいのはこれ↓

https://s.kakaku.com/item/K0001164416/

誰か買ってくれー。これは本当に高性能で

  • 最大2TBまで入るmicroSDカードスロットを2つ完備
  • アンバランス接続用端子1つ、バランス接続端子2つ(3.5mm,4.4mm5極)完備
  • 勿論ハイレゾ対応
  • 配信系音楽サイトにも対応
  • スマホと操作性が近い
  • 意外と軽い

と優秀過ぎるのだ。これで10万切るのは安すぎる。本当に欲しい。11月の誕生日まで気長に待とうかな…。

 

 と書いたけど、これはあくまで2019年9月現在の筆者の音楽観。また高性能なものを見つけたら飛び付いて、五年後にこの記事を見たら「こんなんで高音質とか言っていたのかよ。だっさ」と鼻で笑ってしまうかもしれない。というか絶対鼻で笑っているであろう。実はオーディオの魔境はここにある。極めるとどこまでも沼にはまっていき、際限がない。かといってどこかで妥協というのが中々出来ないのでどんどん投資してしまう。そこら辺のソシャゲのガチャなんかよりよっぽど沼だよこれ。興味持ってしまったあなた、ようこそここはオーディオという蟻地獄です。抜け出せないのでよろしくどうぞ。