音楽談義室

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音楽談義 vol.15 カリスマ過ぎたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT

 筆者はメジャーリーグを応援するのが趣味で、贔屓チームはセントルイス・カージナルスなのだが、今年は地区優勝狙えそうで安心している。打撃陣はメジャーの中でも下から数えた方が早いくらい打てないんだけど、投手がなんとか抑えて接戦をモノにしている印象がある。やっぱり野球は投手なんだなと感じる(ヤクルトを見ながら)。ちなみにこの記事の前日には、ダイヤモンドバックス戦で延長19回までかかった試合があった。日本みたいに引き分けがないから決着がつくまでとことんやる。

 

 さて、今回話題にするアーティストはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTである。意外にも知らないと言う人の多いバンド。全盛期はとにかくカルト的な人気があったとさえされる。メンバー全員がモッズスーツに身を包むファッションもかなり魅力的だった。筆者はいつかモッズスーツをオーダーメイドで作りたいのだが、その理由の1つがミッシェルでもある。元々モッズが好きってのもあるんだけどね。そんなミッシェルの代表曲と言えばやっぱりこれかな

世界の終わり。イントロの歯切れのいいギターから入り、チバさんのパンク調の歌が乗る。注目すべきはギターのアベフトシさんの高速カッティングだろう。ミッシェル=カッティングと形容されるほど、サウンドの中核を担っていたのは間違いない。

 

 ミッシェルガンエレファントは改めて聴くと異質なバンドでありつつも、The Kinksのようなロック創世記のバンド達へのリスペクトも感じる。特に音の分離に関してはかなりこだわっていたように思える。そんな曲をここでまた一曲

個人的に大好きなマングースという曲だが、かなり音が重なっているように思える。分離して聴こえにくい分、音としての厚さは普通のバンド以上にあると思う。いい音が即ち分離のいい音とは限らないと感じた曲でもある。

 

 ミッシェルガンエレファントは惜しまれながらも2003年に解散、ギターのアベフトシさんが2009年に急死したため、再結成は絶望的となっている。実はミッシェルガンエレファントは明確な解散理由を出していない。チバさんもアベさん死去の際にコメントを残していたり、メンバーの関係も良好だったといえる。こればっかりは何故かはわからない。理由を知っている人がいたら教えて欲しい。

後期ミッシェルといったら自分はこの曲かな。大きな音楽性の変化というのもそこまでないし、あくまでミッシェルはミッシェルらしくキャリアを走り抜けた印象なので、解散とアベフトシさんの死が惜しまれる。

 

 今回はTHEE MICHELLE GEN ELEPHANTを取り上げた。このバンドの後に与えた影響は本当に大きくて、アジカンthe pillowsなど多くのミュージシャンが影響を公言している。次回はゴリゴリの北欧メタルのバンドを紹介しようと思う。ではでは。