音楽談義室

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自分の医師への適正

 今回はかなり真面目な話をしようと思う。結論から言うと、

筆者は医師への適正が相当低い

といえるだろう。これは決して卑下している訳ではない。客観的に見て、そう感じるのだ。

 

1.不器用で要領が悪い

 とにかく手先が不器用である。先日も動物の解剖実験をしたが、要領が悪すぎる。皆が10聞いて10できるなら、筆者は10聞いて3できるかどうか。これは無駄にプライドが高いところも起因しており、何か事を為す時は常にリスクマネジメントから始まるから、アクセルを踏むことができない。石橋を叩いて渡るということわざがあるが、筆者の場合は叩きすぎて石橋すら壊すレベル。それでいて不器用であるから、進みは遅い+雑なのでサボっているとよく指摘される。そこで更にやる気を失って雑になるという悪循環なのだ。

 

2.他者への関心の欠如

 筆者はとにかく人の名前が覚えられない。というか覚えようとしない。現に、入学して半年を過ぎても、医学部110人程のうち、まともに顔と名前が一致するのは四分の一から三分の一程である。これにもきちんと理由がある。そもそも筆者は客観的に見てもそれほど魅力的な人間ではない。自分へ関心を持たれていないと思っているから、自分も他人へ関心を持たないのだ。故に、三回目なのに平気で初めましてと挨拶することもある。今でもコンパの三分の二は顔と名前が一致しない。

 

3.根が飽き性で不真面目

 集中力が続かない。勉強机に座るだけでもうノルマを達成した気分になる。やらなくては、やらなくてはと思い、ギリギリまで引き伸ばす。結局いつもギリギリで生きることになる。これのたちの悪いことは、ギリギリでやって中途半端にいい結果を得てしまうことだ。ギリギリでやって大爆散すれば、肝に命じることはできる。しかし、無駄にこういうところで力を発揮してしまうことが多く、なんやかんや土壇場で乗り切ってしまう。乗り切ってしまうと、無意識的に自分のやり方が正しいと認識してしまう。そうすると、ギリギリな性分がいつまでも治らない。一度大きな過ちをして頭を冷やしたいくらいだ。

 

4.社交性のなさ

 2にも関連することである。他者への関心が欠如している筆者は、必然的に関わる人間関係も同一の相手に帰着しやすい。代わり映えしない友人と、いつも同じような話に華を咲かせる。確かに普通の学部ならそれでも構わない。フリーランスの仕事なら全然問題ない。しかし、ここは医学部だ。医療従事者同士や患者の中には自分と気の合わない人間も少なからずいるだろう。そんな時に、逃げてばかりの学生生活で果たして太刀打ちできるのか。嫌な奴が来たらイヤホンしてシャットアウトすることも、臨床現場ではできない。

 

 以上が向いていないと思われる理由だ。向いている点としては内臓や血を見ることに一切の抵抗がないこと、医師になりたいという志はあることだ。しかし、それだけではどうにもならないところに来ている。根本的な解決へどうしたらいいか、筆者の数少ない友人達よ、教えてくれ。