音楽談義室

音楽とか文学とか完全に趣味を語るブログ

ブログをやる意味、みたいな話

 知人に度々言われるのでここで答えておこうと思う。

 

なぜブログを書くのか

 

 これにはいくつかの理由がある

  • 高校の頃の友人がやっていた…始めたきっかけはこれだ。しかし、始めたばかりはいかんせん何を書くか定まらないことが多い。その点、最初の段階から音楽についてメインに書くブログにしようという考えがあったのは中々いいスタートだったといえる。どうしてもどういったことを書くか方向を決めるのは難しい。だからこそ、先に方針を固めておくのは大切なのだ。
  • インスタグラムをやっていない…単純にインスタグラムに興味がないのだ。全くもって興味がない。色々な人にやった方がいいと言われるが、写真つきで上げたいこともないし、筆者は自分の顔写真を見るのを極端に嫌うので精神衛生上やりたくないのだ。そして、その代替としてこのブログをやっているわけだ。「インスタのあの投稿よかったよ」と言われるが「ブログのあの記事面白かったよ」となるだけで、何の違和感もない。
  • 文章を書く、文字化することの大切さ…レポートや課題を抜いて、読者の方々は一日にどれほど文章を書くだろうか?あるいは本をどのくらい読むだろうか?中にはほとんどゼロに等しい人も少なくないだろう。しかしながら、文章でなにかを伝えることは普遍的に重要なのだ。また、これはあくまで自分の場合に限るのだが、自分の考えを可視化する過程が楽しいという部分もある。自分の脳内で曖昧に構築されていた考えを、少ない語彙でもいいから伝える。これは簡単そうで難しい。簡単な例をだそう。「A先生の話が本当に面白くて」と書いたとしよう。この時、読者としてはfunnyの意味、つまり腹を抱えて笑うような面白さと解釈するか、interestingの意味、つまり興味深い面白さと解釈するかの2パターンがある。一方で、普通に顔を付き合わせて、会話という形で同じ台詞を言えば、おそらくどちらかは簡単に伝わるだろう。それは語気であったり、声の抑揚、表情などで察知できるはずだ。逆にいえば、文章にするとこうした部分が抜け落ちる。だから難しいのだ。LINEなどのアプリでスタンプ機能を使ったり、絵文字を使ったりするのは、こうした抜け落ちた部分を補完するためなのだ。もちろん、インスタグラムみたいに写真もない。それ故に、文章だけで考えをまとめるブログは難解だし、そこに楽しさがある。どう書けば読み手に「聴きたい音楽だ!」「読みたいブログだ!」と言ってもらえるかを試行錯誤する時間は、意外にも至福の一時である。
  • なにかを続ける大切さ…ブログを書くのはかなりな手間であることも多い。人並み以上にタイピングは早いはずだが、それでもそれなりの時間を要する。かなり億劫なことでもあるのだ。しかし、なにかを続ける、継続することが苦手であるならば、億劫でも続けることで克服できるかもしれないと考えている。
  • 読者の感想…意外にもこれが大きい。知人から「授業暇だと面白いからよく読んでいるよ」と言われることが多い(ちゃんと授業受けろという話はさておき)。こうした言葉は間違いなく動機付けとなる。とある大喜利番組で「そこそこの嘘をついてください」というお題に対し、「ファンの皆さんのお陰です!」と答えた芸人がいたが、あながち「ファンの皆さんのお陰です!」は嘘ではないのだ。人からの言葉がやる気を見出だすなんて、そんなことあるわけないと昔は鼻で笑っていたが、案外間違いでもないなと感じ始めた。

 

 こんなところが代表的な理由である。まだまだ文章は拙いし、日本人として産まれて20年経つが、未だに日本語は難しいし、奥の深さを痛感する。今後も拙いながら、好きなことを徒然に綴っていく。